我慢しない監督のチームは夏場から衰退する

一昨年だったと思うが、我慢するラミレス監督と我慢しない金本監督を比較してブログに書いたことがある。結果として我慢したほうが最終的に終わりかたが良かったわけだが。。。


今年に入ってからラミレス監督が「今年は我慢しない」という発言をしていた。その時点ですでに嫌な予感はしていたが。。。
その言葉通り、先発が崩れそうものなら3回、4回だろうが5回だろうが球数に関係なく中継ぎ陣をつぎ込んでいった。
そのツケが生まれて夏場以降はストロングポイントだった中継ぎ陣がボロボロに。失点はワーストのヤクルトとほぼ同じ。
もし、先発を我慢して6回まで投げさせる采配をしていればここまで中継ぎ陣がボロボロになることもなかったであろうがあとの祭り。
一方の野手陣も我慢しないで日替わりの守備陣形になるため守備の形やリズムが作れず。
結局一昨年に重要視していたセンターライン(キャッチャー、セカンド、ショート、センター)すべてが固まらず、打順も固まらずに得点力はワーストの阪神に抜かれる可能性も。


そして今年の最悪な采配(というかGMの仕事か)はオリックスとのトレード。
髙城を放出して伊藤を取っただけなら理解できる。
ただ、セリーグを何も知らない伊藤をいきなりオールスター明けから正捕手として起用してしまう。これが最悪な結果を生む。
しっかりとデータを見ていないのでざっくりだが、伊藤の先発した試合で借金を10程度作ってくれたようだ。この1カ月という短い期間を考えるととんでもない勝率だ。
来年以降は戦力になるかもしれないが、今年いきなり正捕手に据える采配はチームを崩壊させた。これは伊藤が悪いというよりも、使うほうが悪い。戸柱を使っていたとしたらここまでの崩壊はなかったであろう。
ハッキリ言って戦えるチームになっていない。
先発陣は我慢してくれないと解っているから不安を抱えながらの投球になり、打線も打点になって繋がりに欠け、ホームランが出ないと得点する確率がとても低い。


今日からの6連戦で勝ち越しが出来なければ今年は終戦と見ている。
最後まであきらめない野球でどこまで粘れるか。

野球賭博に暴力事件、全裸写真拡散を経て泥棒して転売事件と犯罪のオンパレードの読売ジャイアンツ

表題に記載した4件、ここ数年に読売ジャイアンツが起こしたものです。
これだけ見ると普通の集団ではないですね。
仮にこんなことが自分の応援する球団だったら気持ちが離れていくと思います。
昨今は企業コンプライアンスという言葉が重要視されていますが、そんな言葉は読売ジャイアンツには無いんでしょう。
普通の企業だったら世の中から不買運動が始まるはずです。
事実、東京ドームの試合は(カードにもよりますが)数年前には考えられなかったですが、当日指定席券が余裕で発売されるほどに人気が凋落しています。
ただ単に弱いから応援しなくなったという人たちもいるでしょう。
しかし、こういった事件をきっかけに離れていく人たちもいるはずです。
企業統治が出来ない会社に未来の繁栄はありません。
自分の応援する球団がそうでないことを願っています。

2018年の1つ目の転機と思われる。巨人との3連戦を勝ち越し!

甲子園での最悪な状態を考えてか、一昨日から筒香が昨年同様に重心を落として構えるスタンスに変更。キャンプから取り組んでいたことを否定することにもなるであろうスタンスの変更は相当な決断が必要だったことだろう。
初戦は日本のエース菅野から狼煙をあげるホームランで先制。ようやく良いきっかけを掴んだ打席になったかもしれない。
梶谷にもHRが飛び出す。甲子園でも感じたが、梶谷の状態が非常に良い。今後も期待できる状態にある。
1戦目のこの日のスタメンはセカンドに宮本。何故ラミレス監督が宮本を何度も使っているかを考えると、宮本の長打力に期待していること他ならない。しかし、残念ながら内野守備に関してはプロレベルに達していないようだ。この日だけでも2つの大きなミスを犯している。一つはボールを弾いて手からグラブを放り出してしまうという離れ業。その後、セカンドベースをがら空きにさせ、打者走者をセカンドへ進塁させてしまうというダブルミスを犯す。
もう一つは「梶谷セカンドから消える事件」以来ではないかという3回裏の守備。岡本の三遊間のサードゴロをぷーさんがセカンドに投げようとしたけれどセカンドに誰もいない。
そのとき宮本は何故かセカンドの定位置より少し一塁寄りにいた。
仕方なく体勢を変えてファーストへ投げて事なきを得たが、ぷーさんのような器用な選手でなければアウトにならなかったかもしれない。
ラミレス監督が昨年まで口を酸っぱくして言っていた二遊間の重要性を無視していたら勝っていくことは難しい。
点を取られない確率を上げるのであればセカンドは柴田が一番落ち着くように見える。
石田は今回、残念な結果に。点を取った後に取られてしまっているようでは勝てないし、エースになれない。菅野のHRは確実に防げた失点。2球目にキャッチャーから内角を要求されたが、逆球になり外寄りにストライクが取れてしまった。1、2球とも内側を突いていないため3球目のスライダーに踏み込んで打たれてしまったことでジ、エンド。


2戦目は筒香のHRから先制。しかし田口にのらりくらりと6回まで投げられて僅差のゲーム展開。田口が交代したことで流れが変わり、追加点を加えてなんとか勝利。
濱口は足がつったとのことで4回から制球が崩れてきていたようで。万全な状態に戻ってくれることを期待したい。


3戦目も筒香のHRから先制。その後も筒香、梶谷、ロペス、筒香、宮崎と6発も飛び出すお祭り試合。
スーパー筒香が帰ってきただけでなく、数年ぶりにスーパー梶谷まで帰ってきた。昔からこの二人は仲が良いようで、二軍時代から切磋琢磨してきた者同士。タイプは違えど目指すべき方向は同じところを向いている。
この二人を含め、ソト、ロペス、宮崎を並べる重量打線が遂に完成した。
投手陣は先発が長い回を投げるというミッションに課題はるが、防御率が示すようにしっかりと仕事をしている。
いよいよ貯金生活に入り、上昇気流に乗りそうな気配を感じる。