今年のベイスターズは崖っぷちに立たされると強い

第4戦は三塁側SS指定席からの観戦。
第5戦は三塁側C指定席からの観戦。


ついにベイスターズがハマスタに帰ってきた。
「必ずハマスタへ帰ってきます」と言いながらも帰ってくる保証もない。それを有言実行しれくれた。ファンとしては感謝しかない。
そして幸運にもファンクラブ抽選で第4戦と第5戦のチケットを手に入れられ、夢の舞台への観戦が叶った。そしてまた幸運にも観戦した2戦ともに勝利を挙げるということで幸せな時間を味わえた。
昨日のハマスタはプロ野球として今年最後の試合。グラウンドと観客席を遮る網の無い最後の試合となった。個人的には網は無いほうが好きだ。ライナーでも取れる自信があるし、視界を遮る網というのは邪魔でしかない。ただ、見に行った試合でボールに当たって流血している人を目の前で見たこともあるし、流血しなくても明らかに暫く後遺症が残るだろうという打球を受けた人も見た。そういう場面を見ると網を設けるのも致し方ないかなとも思う。
崖っぷちに立たされたベイスターズが勝つとすればまずは第4戦で打ち勝つしかないかなと思っていた。それとキーマンである桑原の出塁。
結果として濱口が見事なピッチングで相手に得点だけでなく安打すら与えない投球。そんな中、宮崎が打った瞬間わかるホームランを放つ。若干の沈滞ムードがこの一発でハマスタを一閃して一気に道が開けた気がした。ソフトバンク応援団めがけて打った打球はこれから反撃開始だ!と言わんばかりの打球に見えた。
中盤からしっかりと得点を重ねて第4戦は完勝。短期決戦であり、1勝すれば一気に流れが変わる可能性もある。
そんな中迎えた第5戦。先日のSS指定席はいつもと観客の雰囲気が違ったように感じた。先日のSS席は金額が1万円近くする高い席だからなのかわからないが、比較的静かな雰囲気。何となくいつもは見に来ない人たちが日本シリーズだからと見に来たように見えた。ある意味ミーハーのような人もいたのだろう。変わってC指定席は三塁側とはいえかなり騒々しい。私も盛り上がる場面では大声上げて喜ぶ人間なので人のことを言える立場でもないが、一言でいえば観戦慣れした人たちが多かった。
三塁側C席なのでレフトスタンドの近く。気になったのはソフトバンクの応援というのは何で相手のアウト一回ごとに長々とアウトコールをやるんですかね。毎回聞いてて腹が立ちます。応援のルールとして攻撃側にトランペットの演奏権があるという紳士協定的なルールがあったかと思うのですが、ソフトバンクだけは無視なんですかね。とはいえベイスターズも9回だけは同じようなことをやっているのでルールがよくわからないですが。
でも9回だけはここで勝敗が決まるという場面ですから守る側の応援もあって然りかなという気もします。ソフトバンク以外の他球団も大なり小なり9回だけはやってますから。
ここはとても気になりました。
昨日の第5戦は先制されるも筒香の逆転ツーランで一気にハマスタ雰囲気が変わる。ただ、すぐに3点取られて逆転される。逆転ツーランを打たれた場面だが、結果として打たれたが、石田の続投は間違った判断だとは思っていない。ただ、あまりにもリスクの高いホームランを打たれた配球は疑問。ホームランだけは打たれてはいけない場面。この日の石田はコントロールがアバウトで投げたいところに投げ切れていないこともあり、インコースへの配球では真ん中寄りにいってしまった場合に長打を浴びる可能性が非常に高く、残念ながらそうなってしまった。
9回のサファテがいるので後半になる前に点を取らないと敗色濃厚になる。6、7回の攻撃が勝負かなと思っていたら1番桑原から中軸までしっかり活躍して逆転に成功。勝ち越し点は相手のエラーによる得点。仮にセカンドがしっかり取ってゲッツーを狙ったらダブルプレーの成立はどうだったのだろう。嶺井の足が若干早く到達してゲッツー崩れの間に生還したか、それともチェンジか。あのエラーは倉本の落球に近いエラーでもある。上手いがゆえにある落とし穴。ただ、前進または中間守備を取っていなかったホークスの采配ミスでもある。第4戦から前進守備を敷いて抜かれる場面を見ていたから守備の采配にズレが生じたとも見える。また筒香の場面で名前を忘れたが左の横手からスライダーを投げるピッチャーでなくモイネロを出したことも失敗だ。福岡で宮崎が森からHRを打ったことでこの場面にワンポイントリリーフを使いたくなかったのだろう。ホークスの采配が裏目裏目に出た回でもあった。


采配ミスを取り返すということはエラーを取り返すこと以上に容易ではない。


最後の康晃は気持ちの勝利。自分を信じて投げ込んだ。3安打打たれたがすべて単打。康晃の力がホークスに勝ったということ。
そしてチームが気持ちで勝ったということ。


大改装が行われる前のハマスタで最高な形で試合を終えることが出来た。
しかしまだチームの戦いは続く。最後にどんな結末を迎えるのか。
最後まで全力で応援します!

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