一夜限りの星降る夜空の横浜スターナイト2017

連敗を止めるというのは本当に難しい。
頭の中ではわかっていてもなぜかマイナスの方向に動いてしまう作用が生まれる。
人生もそうだが、特にスポーツというのは短期間で負の連鎖が表れるが故、マイナスの勢いにも飲まれてしまう傾向がある。
必死にやっているのに結果が出ない。それでも勝たないと未来が見えない。楽しくない。
野球を始めた原点というのは殆どの人は「楽しい」からだと思う。その原点を共有するにはプロは勝たなければ維持することは難しい。個人がよければチームの成績がどうであろうと構わないという発想は今のDeNAの評価基準では評価されない。チームがBクラスだと年俸の上がり方が弱く、昨年Aクラスになったときは上がり方が強くなっていた。
これがチーム勝たせるための方法であり、個人契約のプロ選手でもチームが勝たなければ自分も評価されないという考えにつながり、全体のモチベーションアップになる。


昨日はレフトスタンドから現地観戦。
隣に中日の応援団がおり、ナゴヤドームのレフトスタンドを思い出す。私が一時期名古屋に住んでいたときの吉見は手が付けられないような投手だった。横浜に居た吉見とよく対戦していたが、横浜の吉見が勝った記憶はない。ただ、名古屋から静岡に引っ越しが決まった春、引っ越しの前日にナゴヤドームの開幕戦で初めて吉見を打ち崩した試合を見た。その試合は初球に雄洋がストレートをセンター前へクリーンヒット。勝手な見方だが、このヒットが横浜の夜明けを感じた一打だった。この年、中日から外国人トリオ(ブランコ、ソト、ソーサ)を獲得するという前代未聞の人事を行った年。早速ブランコがライトへタイムリーを打ったりして、中日にとっては屈辱でしかない一日だったに違いない。私は名古屋を去る直前にこういった光景を見られたことがとても良い思い出として残っている。結局引っ越しの当日も見に行って快勝したので連勝して名古屋の生活を終えた。(引っ越しは夜7時~。静岡のホテルに着いたら日付が変わっていた・・・)


話しはそれたが、やはり今の吉見は昔の吉見ではない。ストレートのキレが全然違う。今年も2勝しかできていないのが理解できる投球。ナゴヤドームなら対応できるだろうが、狭いハマスタではフェンスまで持っていかれることが多く、今の吉見では苦しいだろう。


昨日の試合終了後の紙吹雪には感動した。ここまでやれるのか、というくらいの演出。星の紙吹雪の中に選手のメッセージが混じっているという演出。これが紙吹雪への興味をそそることに。こういう演出を実行するまでにはものすごい時間と労力を費やしたのだろう。球団の努力の賜物だと思う。(球場の外まで紙吹雪が散らばっていたのはここだけの話しにしておこう)

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