27年ぶり新人先発バッテリーで勝利!

石井忠徳(現広島コーチ石井琢朗)と谷繁以来27年ぶり横浜新人先発バッテリーで勝利!


あれは27年前の10月10日の神宮球場。ストーブリーグ目前。名前と顔だけは知っていた石井という選手が先発ということで来年以降に向けた試し登板なのかなと思っていた。キャッチャーはこの年から一軍で修業中の谷繁。試合前に必死になって外野で球拾いをしていた姿と低打率でショートゴロが多いのが印象的だった。

その日、私は神宮球場の外野席にいた。ストレートとカーブくらいしか持ち球がない石井をヤクルト打線は打ちあぐねていた。あの時期のヤクルトは横浜と肩を並べる弱い球団だったし、消化試合ということでベストメンバーではなかったのかもしれないが、9回途中まで投げ抜いた。最後はそのころだけ抑えをしていた松本の助けを借りて勝利を掴んだ。(と記憶している)

石井はその1勝を挙げてから数年で野手へ転向。その後、2000本安打を放つまでの活躍をするとは夢にも思わなかったが、この1勝は私にとっても貴重な青春の1ページだ。


今永がようやく1勝目を挙げた。石井とは逆に、この1勝から投手として200勝してもらいたい投手だ。戸柱とともに向こう10年のベイスターズを引っ張ってもらいたい。

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