3位を維持するには大事な引き分け。2位へ上がるには重たい引き分け。

今日の引き分けの一番の原因は中押し点を取れなかったことだろう。
康晃については糸井の前の四球がもったいない。四球を与えていなければ二人で1アウトを取ればよい形をつくれた可能性が高く、違った結果になったかもしれない。
そんな中、中継ぎ陣はよく踏ん張った。阪神の中継ぎ陣に負けていない力を持っている。
この両チームがCSで戦うと非常に面白い戦いになるだろう。先手を取ったチームが有利になるだろうから、もしかするとビジターで対戦するチームのほうが有利に試合を運べるかもしれない。
まずは明日からの阪神2連戦、連勝を狙って戦うことだが、残り6試合を4勝すれば自力でCSを確定出来る。
今年のペナントレースは最後の中日2連戦まで目が離せない戦いが続く。

阪神との5連戦、初戦に競り勝つ

ここ1カ月結果が出ていなかった今永が何とか結果を出し、今年は打たれまくっている三上が土俵際で踏ん張り、盤石のパットン、康晃が抑えて完封リレー。
三上の最後のスライダーは高めに浮いた分だけバッターが一瞬ボールかもと判断したためバットの出が遅れてイージーフライに。
かなり際どい勝利であったが、今は勝つことが一番大事な時期。それこそ結果オーライでオッケー。
明日も休むことなく阪神との試合がある。明日は一番信頼感のあるウィーランド。相手の岩田は横浜が打ちあぐねる印象もあり、中盤までは投手戦になるか。
今日は左ピッチャーだったが柴田が先発。それで良いと思う。甲子園は守備で貢献できる選手でなければ守備のリスクが高い。今日も柴田の華麗な守備でゲッツーを取っていた。ヒット1本打つよりもチームに大きな貢献をしている。大げさに言えば守備で貢献してくれれば打つほうは他のメンバーがやってくれればいい。それだけ柴田の守備の貢献度は高い。


明日勝つと負けるとでは水曜日以降のハマスタの雰囲気が大きく変わるはず。
目の前の試合を一つ一つ、大事にしっかりと勝ちきっていけばゴールは見えてくる。

大事な残り10試合の初戦、初回から8点を取り大勝!

いよいよ始まった大事な10試合の初戦。梶谷のファーボールから怒涛の攻撃で一挙8得点。約25分で試合の大勢を決めた。


伊藤はコントロールが定まっておらず、DeNA打線はボール球をしっかりと見極めてストライクを取りに行くボールをしっかりと打ち返した。石田にもタイムリーが出た時点でこの試合は行けると思ったが、それだけでは終わらず打者12人の猛攻。


古い記憶だが、横浜スタジアムでのヤクルト戦。先発の大家が青木のヒットから怒涛の攻撃を食らい、仕舞には先発の石川にセンターの頭上を越えるタイムリーを食らうなどで1回の表で試合が終わったことなどもあった。そんな試合をたまに演出していたDeNAになる前のベイスターズ。
そんな光景が逆の立場で行えるようになったということは、その当時とは全く違い、チーム力があるということに他ならない。


先発の石田も見事に役目を果たしてQS。
こうなると選手起用にも余裕が出来、主力選手を温存できる。勝ちパターンの投手を使うことなく阪神戦に向かえることになったのは大きい。


今日は関東や関西から大挙して名古屋に訪れた横浜ファンも大勢いたことだろう。
あまりの余裕過ぎる勝ち方にあっけにとられたかもしれないが、ファンの応援が後押しした再スタートとなった。